飯沢耕太郎
詩集『ソングブック』刊行記念
with サイトウマサミツ個展

@OFF SESSiON

10月の1カ月間、鎌倉で詩のフェスティバル「詩をフェス」が開催されます。『ソングブック』は、フェスの中心人物である飯沢耕太郎の5冊目となる詩集。その発行を記念し、長谷のギャラリーOFF SESSiONにて、数々のイベントと、詩にスケッチを添えたサイトウマサミツの個展を開催します。
「音楽」と「詩」と「スケッチ」。
長谷の小さなギャラリーで、ちょっと面白いセッションが生まれそうです。

2025年10月4日(土)〜10月19日(日)
13:00〜18:00
月・火曜定休
入場無料

OFF SESSiON
鎌倉市長谷3-12-11 つたやビル3階
江ノ電長谷駅より徒歩3分
JR鎌倉駅より徒歩23分


飯沢耕太郎トークイベント
*いずれも無料、予約不要。お気軽にお立ち寄りください。

10/4(土)17:00〜18:30
「詩と音楽」
with 千田哲也(カフェエチカ)

「詩をフェス」がスタートしたのは、カフェエチカの千田哲也さんのパッションがあってこそ。
エチカは、鎌倉の(とてもいい意味で)個性派がふらふらと吸い寄せられる場所で、夜は詩の朗読会や、貴重な音楽ライブを体験できるスポットとしても知られています。
飯沢さん×千田さんの詩と音楽のクロストーク。
詩集『ソングブック』に収録された詩のベースとなる音楽を実際に聴きながら、コトバとオトを旅しましょう。

10/8(水)18:30〜20:00
「詩とスケッチ」
with サイトウマサミツ

ーサイトウさん、今回の詩に寄せてくださった絵は、スケッチですか?
「そうですね、飯沢さんの詩に触れて、頭に浮かんだ情景を描いたという意味では、スケッチでしょうか」(サイトウ)
サイトウさんにとってスケッチとは、目に見えるものをただ描写するだけではなく、そこから違う角度のものが見えてくる、あるいは別の世界に入ることができる入り口なのでは、と思うのです。飯沢さんの「ただきれいなだけではない」詩に触れて、どのようにこの線が引かれたのか。興味津々です。

飯沢耕太郎(いいざわ・こうたろう)
詩人。写真評論家。1954 年、宮城県生まれ。1977 年、日本大学芸術学部写真学科卒業。1984 年、筑波大学大学院芸術学研究科博士課程修了。『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書1996 年、サントリー学芸賞受賞)、『写真的思考』(河出書房新社、2009 年)、『キーワードで読む現代日本写真』(フィルムアート社、2017年)など著書多数。詩集に『茸日記』(三月兎社、1996年)、『完璧な小さな恋人』(ふげん社、2022 年)、『トリロジー 冬/春/夏』(港の人、2024 年)、『猫島からの帰還』(ふげん社、2025 年)がある。


Saigenji(サイゲンジ)ソロライブ

沖縄の風、ブラジルのリズム、ビル・エヴァンスの魂、ギターの優しいメロディ、足元にこだまするビート。さまざまな音や言葉やリズムがここで出会い、一期一会のライブに心がふるえる。鎌倉・長谷の雑居ビル3Fにある小さなギャラリーにSaigenjiを迎える喜び。どうぞ一緒に体感ください!

10/4(土)19:00 open 19:30 start
*4,000円。要予約(先着15名)
予約はこちらから。
info@littlegiftbooks.com
(リトルギフトブックス)
代表者のお名前、人数、ご連絡先をお願いします。

Saigenji(サイゲンジ)
1975年生まれ。沖縄〜香港〜東京育ち。音楽と旅する人。幼少より独学で馴染み培った南米フォルクロ-レやブラジル音楽を核にsoulやjazz、hiphopなどありとあらゆる音楽を飲み込むシンガーソングライター、ギタリスト。ボイスパフォーマー、インプロヴァイザ-、フルーティストでもある。声、ギター、フルート、パーカッションを自在に操り、卓越した技術とセンスに裏付けられたパフォーマンスは圧巻。ソングライターとしての、ハイブリッドでボーダーレスな楽曲も国内外の多方面で高い評価を受けている。


サイトウマサミツとスケッチしましょ

イラストレーターとして活躍する傍ら、80年代より続けるスケッチをライフワークとするサイトウさん。彼と時間を共にすると、スケッチとは「これまで気づかなかったものが見えてくるとびら」だと思えてきます。
ぜひ自分のスケッチブックをお持ちください。一本の線でも、ふと浮かぶ一つの色でもいい。同じ時間を共有した人たちとスケッチブックを交換して描き入れてもいい。この日、スケッチブックに描いたものは、きっと宝物になります。

10/12(日)14:00〜15:30
*2,000円(小学生1,000円、幼児無料)。要予約(先着15名)
予約はこちらから。
info@littlegiftbooks.com
(リトルギフトブックス)
代表者のお名前、人数、ご連絡先をお願いします。

サイトウマサミツ
イラストレーター。1958 年、千葉県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。J-WAVE「TALK TO NEIGHBORS」番組イメージイラスト、すみだストリートJAZZ フェスティバルのメインビジュアル、福音館書店の月刊絵本、Enchanted Lion Books の絵本、愛知医大新病院および帝京大医学部附属溝口病院のホスピタルアート、ダイアログ・ダイバーシティミュージアム竹芝「対話の森」の50m ウィンドウアート(即興手描)、その他、ライブドローイングや壁画など広範囲に活動を続ける。個展多数。


飯沢耕太郎詩集『ソングブック』
2,400円+税
リトルギフトブックス発行

https://littlegiftbooks.com
↑こちらからお買い求めいただけます。

「最近になって、詩を書くきっかけとして、音楽がかなり重要な役目を果たしていることに気づいた。それなら、詩と好きな曲を結びつけて書いてみようか」
飯沢さんのそんな思いつきから生まれたのが、詩集『ソングブック』です。ビル・エヴァンス・トリオの名盤『ポートレイト・イン・ジャズ」全曲をはじめ、ザ・ビートルズ、サイモン&ガーファンクル、松任谷由美などの音楽にインスパイアされ、生まれた詩が20篇。そのすべてにサイトウマサミツさんが絵を添えています。さらに巻末のライナー・ノーツが秀逸。詩を眺め、ライナー・ノーツを読み、また詩に戻る。そんな新しい楽しみ方ができる一冊です。